股関節の痛み
股関節は最大の関節!体重をしっかり受け止めているとても重要な関節ですので、痛いと感じたらしっかり治療していきましょう。そんな股関節の病気について代表的なものをご紹介します。
ペルテス病
成長期に大腿骨頭の骨化核の虚血性壊死であり2~12歳で発症し、特に4~8歳に多く男女比では5:1と男児に多い疾患です。
3年程度で壊死は自然治癒しますが、骨頭の変形などが残存する場合は二次性股関節症となってしまいます。
大腿骨頭すべり症
大腿骨の骨端線障害で大腿骨頭の骨端線がずれてしまう症状で10代前半の肥満の男児に多い疾患です。
急性型と慢性型に分けられ、急性型は外傷 慢性型は骨成長の最終段階で発症し時間をかけて経過していきます。
先天性股関節脱臼
出生時または生後数か月の間に大腿骨の骨頭が寛骨臼から脱臼した状態のことを言い、完全脱臼だけではなく亜脱臼の状態も含みます。
先天性という名称に反し、出生時すでに脱臼が完成している事は少なく、出生後徐々に骨頭が転位し脱臼へと進んでいく疾患です。
変形性股関節症
加齢とともに股関節の軟骨がすり減ったり、それにともなって関節に異常な骨が作られたりして股関節が変形し、痛みと運動制限がおこるものです。
原因がはっきりしない一次性変形性股関節症と、生まれつき股関節に軽度の脱臼があり(先天性股関節脱臼)それに続いて発症する二次性変形性股関節脱臼があります。二次性のものが多く、また女性に多いのも特徴です。
当院では股関節への負担を減らすための立ち方や歩き方などのアドバイス、トレーニング指導、または股関節周辺の筋肉を柔らかくしたり、血行を良くしたりして変形を遅らせるような治療をしていきますが、あまり改善が見られない場合は医療機関への通院をおすすめすることがあります。
左右のバランスが悪くて、片方に体重がかたよっている場合も痛みがでる原因となります。
それは骨盤の上下左右の傾きや開き方など、「骨盤のズレ」が原因かもしれません。
当院では骨盤のずれの原因をつきとめ、周囲の筋肉を調整し、骨盤を正しい位置に戻すことで左右の体重のバランスが均等になるように調整していきます。
ベッドに寝たときに左右の足の長さが違っていませんか?立っているときに腰骨の高さが違いませんか?それは骨盤のゆがみからきているかもしれません。またさらに、その原因は腰の筋肉の疲れや硬さからきているのかもしれません。
気になるようでしたら是非一度当院にお越しください。適切なバランスになるよう調整させていただきます。
- 参考文献 :医歯薬出版株式会社 臨床医学各論
- 参考サイト:あおやま整骨院 股関節・変形性股関節症